懸垂でパワーグリップを使ってみた【ALL OUT –power grip pro–】

レビュー

ここ4ヶ月ほど懸垂をしているのですが、背筋よりも先に握力が続かず追い込めなかったため、巷でおすすめされているパワーグリップを悩んだすえ買ってみました。

そしたら思いのほか良かったのでレビューしたいと思います。

懸垂で握力に悩んでる方
懸垂で握力に悩んでる方

懸垂する時に握力の方が先に限界が来ちゃうんでけど、パワーグリップ買う価値ある?

アキ
アキ

買う価値アリです!
私も同じ悩みをもっていましたので、今回はそんな方向けに記事を書いていきます。
記事内容が”目次”だけでも分かるようにまとめてみました!

はじめに(パワーグリップの紹介)

まず私が使っているパワーグリップは「ALL OUT –power grip pro–」です。

パワーグリップを選ぶ際、「ALL OUT」が3,000円程に対して、大人気の「GOLD’S GYM」が15,000円、「VERSA GRIPPS」が10,000円とかなり高価でして、「お試しに買うなら安くても良いんじゃ無いか?いや、”安物買の銭失い”になってしまわないか?やっぱ高いってことはそれだけ効果があるってことなのか??」と何日か悩みました。

AmazonやYouTubeでの評価を見漁っていた時、「ALL OUT –power grip pro–」を紹介していたある方の「筋トレ初心者は最初から高いギアを買うのでは無く、自分と一緒にギアも育てていくもの。壊れるまで使い続けられたら高いものに買い換えるといい」というコメントが響いたのが最後の決め手となり、「ALL OUTにしよう!(お金も浮くしラッキー!!)」と決心して買ってみました!。

 「ALL OUT –power grip pro–」の紹介に移る前に、「GOLD’S GYM」や「VERSA GRIPPS」についても気になる人向けに簡単に紹介しておきます。

この2つはロゴが違うだけで、造りは全く同じとのことです。
値段が高いことが唯一の難点で、それ以外は他社のパワーグリップよりも高評価を示す方が多い印象です。(筋トレガチ勢の方はこっちを使っている人の方が多いかもです。)

この2つを実際に使ってみた比較レビューをされている記事を見つけましたので、気になる方はそちらもどうぞ!

【比較レビュー】バーサグリッププロとゴールドジムパワーグリッププロの違い | ニシトレブログ
バーサグリップとゴールドジムのパワーグリップの違いってなんだろう? こういった疑問にお答えします。 本記事の内容 ゴールドジムとバーサグリッププロの違い バーサとゴールドの価格の違い バーサとゴールドのサイズの違い 筋トレ時のマストアイテム

それでは「ALL OUT –power grip pro–」の話に戻って、結論から書いていきます。 

結論:懸垂が1回でもできる(またはできそうな)人向け

使ってみた感想としては「1〜2回くらい懸垂ができる人」向けのギアかなーと思いました。 

懸垂をする上でパワーグリップの良い点は、滑りにくくなりぶら下がっていられる時間が長くなるところだと思うため、1〜2回できる人であれば、更にもう1回多く懸垂ができるようになると思います。

私も使用前は連続3回がギリギリでしたが、パワーグリップを使うことで握力が続かずにリタイアすることがなくなり、連続でできる回数も5回、6回と増え、今は週2の練習を3ヶ月続けて連続8回(たまに9回)できるようになりました。

しかし、あくまで滑りにくくなるだけであり、懸垂が全くできない方が使ってもあまり変わらないかと思います。

そういった方はまず懸垂ができた時の感覚を体に覚えさせるために「トレーニングチューブ」の方がおすすめです。 

「nora fitness /のらフィットネス」さんのYouTubeチャンネルより。

チューブなどのサポートを使って懸垂をすることで体が”懸垂ができた時の感覚”を覚え、繰り返していくうちにサポート無しで懸垂ができるようになると思います。 

自転車の乗り方を覚える時のように、最初は補助輪が必要ですがいつの間にか簡単に乗れるようになっていく感覚に近いかもしれません。

また、「懸垂ができない人はまず上がりきった所からゆっくり降りていく練習をすると懸垂ができるようになる」とのアドバイスもあるので、道具無しでやりたい方はそちらでも良いかと。
(この方法は私も全くできなかった頃試してみましたが、「本当にこれでできるようになるの?」と不安が募り続けられませんでした… 

話が少し脱線しましたが、それではパワーグリップを使ってみて良かった点、予想よりもイマイチだった点を書いていきます。

良かった点

握力への負担が軽減でき、背筋を限界まで追い込める!(コレが1番) 

「皆んな言っている」と言われるかもしれませんが、実際に使ってみて実感しました。

素手でやっていた頃は、特に後半に手汗をかいたり疲労が蓄積したりで急激に握力がなくなり、背筋よりも握力が限界を迎えがちでしたが、パワーグリップをつけると滑りにくくなり、背筋を限界まで追い込むことができるようになりました。 

(ぶら下がるために常に出し続けないといけない握力が素手だと40kgだとすると、20kgくらいになるイメージ)

また、手の平の痛みを緩和されるため、セット数もこなすことできるようになり、筋トレのボリュームが増加します。 

これだけで買う価値アリだと思います。

※筋肉を増やすためにはボリュームを増やせば間違いないとされています。
 詳しく知りたい方向けに「パレオな男」の記事を推奨図書として置かせていただきます。 

筋トレは量を増やすほど良いのは間違いないが、どこまで週のセット数を増やせばいいのか問題
アラフィフ男がアンチエイジングについて考えるブログです。

指輪を付けたまま懸垂ができる 

私は普段から結婚指輪や「Oura ring」を着けていて、素手で懸垂をやっていた時は指輪が食い込んで痛いため外していましたが、パワーグリップを使うと鉄棒と手の平の間に”ベロ”の部分が挟まるため、それがクッションになって痛みがなくなります。

毎回指輪を取っては無くさないように鞄やチャック付きポッケに入れるのが面倒だったので、地味に助かる機能です。

装着後のカッコよさがやる気をプチブースト

こちらはおまけ程度な理由になりますが、見た目がカッコよくて筋トレのモチベーションを上げてくれます。

とはいえ、今日は筋トレ怠いな〜って時に少しやる気をブーストしてくれるのでありがたいです。 

このメリットは自分の好きなデザインのものを選んだ方が大きいと思いますので、デザイン重視で選んでみるのもありだと思いますよ!

イマイチだった点 

「握力不要」では無い 

パワーグリップを使う前に色々調べると、「正しく使えば握らなくてもいい!」など、まるで握力いらずで懸垂ができると思わせる情報が多かったので、私も最初はウキウキだったのですが、実際に使ってみるとそんな魔法のような道具ではありませんでした。 

正しい巻き方を調べて色々試してみましたが、やはり握力はある程度必要で、”握力いらずで背筋だけを100%使った懸垂ができるわけではない”ことを分かった上で買ってください。 

特に私のような初心者は、実際に正しいと思われる巻き方をしたからといってバーをあまり握らずに懸垂しようとすると、手首が全体重で引き伸ばされてケガをしてしまう可能性があるので、しっかり握って懸垂をしましょう。 

実際に私も手首を痛めました。。
普通に考えればわかることですが、筋トレ熟練者の方のレビューを多く見ている内にそういうシーンを見てたので、当然できるものと思い込んでつい真似してしまいました。。。 

手の平の痛みは軽減されるが、ゼロでは無い

パワーグリップのベロの部分が手の平の痛みもゼロにしてくれるのかと思っていましたが、そうではありませんでした。
でもこれは全体重が手の平にかかっているので仕方ないのかもしれません。

何も装着しないで懸垂していた時よりは随分マシですが、装着後も装着前と同じ部分が痛くなりマメもできます。 

懸垂を続けていくとマメも発達してきて痛みには慣れていきますが、パワーグリップを付けても手の平の痛みは無くならないものと考えてください。 

ALL OUTに比べてGOLD’S GYMやVERSAの方は手の平部分にクッション性があると紹介されていたりもするので、手の平の痛みをできる限り軽減したい方はそちらが良いかもしれません。

使用上のアドバイス

筋トレ玄人でもない私がアドバイスというのは言い過ぎかもしれませんが、色々試してみて分かったことを共有します

ぶら下がる時は”猿手フック”がおすすめ

まずパワーグリップを使って懸垂をする際は、しっかりとバーを握り込むのでは無く、猿手でぶら下がるようにすると握力を無駄に使わず背筋に効かせやすいです。

しっかりバーを握ると握力や前腕に余計な力が入って背中より先に握力が限界を迎えてしまいます。

あと、ワイドグリップ(手幅を肩幅よりも広めにとる持ち方)やアンダーグリップ(手の平が自分に向くように逆手にして握る持ち方)は体を下ろしきった際に手首に捻りが加わってしまい、痛めやすくなります。その二つのフォームでやる際は体を完全に下ろし切らないようにしましょう。

乾燥機にはかけない

洗濯機で洗うことは問題ありませんが、乾燥機にかけると手首部分の帯が縮む気がします。

実際に縮んでいるのか測っていないので不明ですが、前は手首の帯の長さに余裕があったはずが、最近ではキツくしめてギリギリの長さになっています。

 

おわりに 

以上、パワーグリップの紹介でした。 

パワーグリップは懸垂だけでなくダンベルやバーベルを持ち上げる際にも使えるそうなので、機会があればデッドリフトでも使ってみたいなーと思っています。

そんな感じで「懸垂はできるけで背中が追い込めない」方向けのパワーグリップの紹介でした!

この記事が皆さんの役に立てば嬉しいです。

パワーグリップは素晴らしい商品ですが、いつかは素手でホイホイと懸垂ができるようになりたいなーと思っています。

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