自分の考え方を深掘りするシリーズ第1弾。(続くかは不明)
「同じ悩みを抱えている人の参考になればいいなぁ」て気持ちで書いていきます。
今回の悩みは、「試合に出てみたい!だけど負けたくないし、やっぱりもっと上手くなるまでやめとこう…」というもの。
同じ悩みを持つ方はきっといるんじゃないでしょうか。
私の経験談(ブラジアン柔術を例に。)
まず、私は現在ブラジリアン柔術を練習しています。
練習を始めて週2、3の頻度で半年くらい続けていると、技も少し覚えて5分くらいのスパーリングをこなせる体力がつき、「自分の実力ってどの程度なんだろう?」って疑問を感じるようになりました。
しかし、「自分の実力が測れる」というのは悪く言うと「嫌でも自分の実力を思い知らされる」ことと同義。
勝てれば「俺最強!HAPPY !!」となるかもですが、逆に負ければ「俺めっちゃ弱いやん…才能ないのかな…。」と落ち込む可能性もあります。
私は怖いのも痛いのも嫌いで、これまで”1対1の試合”というものを経験した事がなかったこともあり、かなり抵抗がありましたが、そんな中でも「人生1度くらいは”試合”を経験してみよう。今後も継続して出るかはその後考えよう…」と自分を奮い立たせ、昨年初めて大会に出てみました。
(その時の感想は以下の記事に書いたとおりです。)
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帯色・年齢・体重の組み合わせで階級が細かく分かれており、試合時間も5分〜10分と幅があります。また、主催団体もいくつかあり、大きいものだと「JBJJF」、「ASJJF、「IBJJF」が挙げられます。
V6の岡田准一さん、俳優の玉木宏さん、お笑い芸人「ガリットチュウ」の福島さん等が世界大会に出場した時はニュースにもなっていましたね!
痛感した「試合」と「練習」の違い
試合に出てみて痛感したことは「試合の体力の消耗のしかたは練習とはレベチ」であること。
練習であれば、休憩をいれながらですが1回5分のスパーリング(以下、「スパー」と略)を1時間で6〜8回はこなせるのですが、試合となると、1試合だけで練習のスパー8回よりも疲れます。
試合後は息切れ、動悸が激しく、筋肉も攣りそうになって立ってられず、握力もゼロ!(握り拳もつくれません)
大会は2回出ましたが、どちらも試合後の疲労は同じでかなりきつかった。。。
そんな感じでめちゃくちゃ疲れちゃうもんだから、試合に出るのがより一層億劫になってしまっています。
しかし、この気持ちの問題で今後も試合にも出ないのはもったいないし、なんだかカッコ悪い!
そんな訳で自分の人生をより良くするためにも、「試合に出たくない!」と思う原因を書き出して、それぞれの原因に対しての対策を考えていけば”「試合出たい!」気持ち>>>「試合出たくない!」気持ち”にできるんじゃない?と考えたので早速書いて行きます!
なぜ試合は超疲れるのか??(→極度の「緊張」が原因)
これは多分、緊張して無駄な力が入りすぎてるのが原因なので、体力が多少ついても解決しないかなーと思うんですよね。
自己分析として、私が試合で緊張する要因を上位から書いておきます。
もしかすると「なーにを言っとるんだねコイツは!」と思う方もいるでしょうが、私の自己分析のためなので悪しからず。
私の緊張要因
- 負けたくない
- 負ける姿を人に見られたくない
- 人の試合を見て、開始早々に一本負けしているのを見ても何も感じませんが、自分がタップして一本負けしたり、終始良いところなくやらている姿は想像するだけで情けなさや羞恥心を感じてしまいます。
一緒に練習している人達や応援してくれている人達に失望されるかもと考えてしまいますし、知らない人にもそんな姿は見られたくありません。
- 試合に向けて何ヶ月練習しても、負けてしまったら「これまでの練習は何も意味がなかったのでは?」と自責の念と、自己嫌悪を感じてしまいます。
- 「もし早々に負けたらお金とがもったいない」と感じてしまう。
- 出場料はまちまちですが、安くても5,000円くらいはする印象です。
「もし開始早々に負けてしまってはお金がもったいない!」と考えてしまいます。
- 試合相手は初対面であること
- 「人に嫌われたくない!」って気持ちが枷になっている。
- 練習とは違い、相手の人となりが分からないため、まず人見知りスキルが発動します。練習の時、ルール上OKな技や動きだったとしても「は?なにコイツ?」って顔されている気がすることがあります。
(私も黒帯で階級も上の人にタップする間もないスピードで肘を極められケガした時は、「ありえんでしょ…」って内心舌打ちしてました笑。)
相手が嫌な気持ちでなかったとしても経験「人に嫌われたくない!」って気持ち
- そもそも相手が怖い
- 顔つきが怖くない人でも、試合なので皆真剣な表情でこちらを凝視してくると圧を感じますし、筋肉ムキムキだったり、普段あまりスパーをしない外国人選手だったりするとより萎縮してしまいます。
「本能的に敗北を感じている」のかもしれません。
- 相手が「マジ(本気)」でかかってくる
- 練習ではお互いケガがないよう力をセーブしますが、試合では皆マジです(実力の100%を発揮しないといけない場で、わざわざ自分から力をセーブする人はいませんから当然ですが。)
初対面の人が気迫も出して全力で襲ってくるとか、私には恐怖でしかありません。
練習なら極まる技でも、興奮状態でアドレナリンドバドバで100%の力で抵抗してくる相手には極まらず、練習とは違う展開に焦ることもあります。
また、仮に有利なポジションを取れたとしても、ガチガチ緊張状態で抑え込み続けるっていうのは体力の消耗がもうね。ヤバいです。
- 試合で動くスペースが広い
- 普段の練習では他の人も練習しているため、ぶつからないよう狭いスペースで周りの物や人を気にしながらセーブしてスパーをしますが、試合では審判の合図があるまでは止まってはいけません。
- 観戦客の多さ、ガヤで気が散る
- 練習では観戦客に取り囲まれることはないですし、私は多くの人に注目されている状況がそもそも苦手なため、気が散ってしまいます。
- 応援の人たちの声も厄介です。私の場合は普段のスパーは黙々と行うため、ギャップをすごく感じます。
相手側の応援の声はこちらが仕掛けるor仕掛けようとしている技に対しての対処を伝えているので、「やられる!」って焦りが増長します。
また、自分の応援の声もマイナスになることがあります。
通う道場のインストラクターから「〇〇(技名など)して!〇〇!」や、「相手に〇○させるな!動け動け!」と言われると、「それってどうすればいいんだっけ?!」「自分は別の対処法がいいと思うけど、そうしないといけないのか?!やらないと試合後に怒られるかも!あーー!!!」と完全にテンパります。
緊張をどう克服していくか(対策案)
この自己分析をどうにか活かして緊張を克服したいところ。
基礎体力をつけるために「プライオメトリクス」または「HIIT(高強度インタバルトレーニング)」は普段からやるとして、メンタル面における各要因については、自分で自分の考え方に反論したり、練習方法の変更など、できる対策を考えていきます。
「緊張」の各要因と対策
- 負けたくない
- 負ける姿を人に見られたくない
- 情けない姿を人に見られたくないという感情は自然なもの。
その感情はコントロールできないが、試合にエントリーするだけで自分にとっては勇気のいることなんだから、不安に立ち向かってエントリーしただけで、確実に成長している。
あと、口酸っぱく言われた助言を取り入れて練習したのであれば、試合であっさり負けてしまっても失望される謂れは無いと思う。
- 「これまでの練習は何も意味がなかったのでは?」と自責の念と、自己嫌悪
- まず、エントリーしただけで偉い!
練習と試合では自分も相手もパフォーマンスが違うのだから、練習どおりにいかないのは当たり前。また、「試合を意識した練習>>>何も意識せず漫然とやる練習」だから、無意味ではないはず。
- 「もし早々に負けたらお金とがもったいない」と感じてしまう。
- 試合相手は初対面であること
- 「人に嫌われたくない!」って気持ちが枷になっている。
- ルール上NGな技をしっかり確認して、それをやらないこと。あと、試合後は感謝の気持ちを持って握手すれば嫌われる理由はないはず。
それで嫌われることがあれば、それは自分ではなく相手に原因があるかも?(そんな事があるのか先輩方に聞いてみよ)
あとは、出稽古に来た人や「この人こわっ」て思う人、出稽古に行ったりして、初対面の人とのスパーに慣れるしかないかなー。
- そもそも相手が怖い
- 真剣な表情が怖く見えるのは当たり前。でも怖いものは怖い。
練習をして自信がつけば良いが、日頃から怖い表情の人の写真に「負けんぞ!」って気持ちで睨み返しこともしてみる?(先輩方に聞いてみよっと)
「筋肉ムキムキ度=強さ」ではないのは頭では理解している。しかし、筋肉への本能的な敗北感に対しては普段からムキムキの人とスパーして慣れたり、自分も筋トレ頑張ってムキムキにして対抗するっきゃない。
- 相手が「マジ(本気)」でかかってくる
- これは対策むずい。
練習でガチスパー(本気のスパーリング)できたら良いが、互いにケガのリスクが高くなりデメリットの方が多そう。
テンパってて技を出す余裕がない状態を想定すると、筋トレで「筋力の出力上限値」を上げておきパワーで対抗する方法しか思いつかない。(これもまた先輩方に要確認)
- 試合で動くスペースが広い
- これは多分皆同じ。
相手だけ有利なんてことはないはずなんで、「そんなもん」と理解。
- 観戦客の多さ、ガヤで気が散る
- 観戦客からの注目の目線
- 試合は人前でするものだから、多くの人に注目されるのは避けられない。
これも「そんなもん」と理解する。
できることとしては、自分がでない試合にも行って、観戦客側の雰囲気になれること?
(「人に見られても気にならない。」「むしろ快感」って人いたらアドバイスください。)
- セコンドの声
- 自分は膠着状態の時以外聞く余裕はない。
自分の仕掛けようとしている技を相手のセコンドからバラされたとしても、相手が必ずカウンターを返せるわけではない。(それができるのはかなり試合馴れしてると思う)
また、自分側のセコンドに言われてもパッと出せない技だと混乱してしまい精神的に疲れる。むしろ自分が自然に思いついた技をやるのが1番エネルギー効率も良いのでは?セコンドの人達に事前には「できたらやりますが、できなくても怒らないでください!お願い!」と言っておく。
後は実践するしかない!
ここまで色々書いてても不安は残りますが、緊張の原因と思われるものを具体的に書き出したことで少しは対策も見えてきた気がします!
とりあえず、今後は今回思いついた対策を試してみて行きたいと思います。
それでも「やっぱりまだ試合は怖いから出れない…」となったら、また考え直したいと思います。
そもそも試合をすると、必ずどちらかが勝者または敗者になるもので、自分が敗者になるかもしれないという恐怖を乗り越え出場すること自体が凄いことです。。本当に凄い。
この記事が同じ悩みを抱える人から共感してもらえたり、参考になれば嬉しいです!または「こんな対策したら良かったから教えてあげるよ〜」も大歓迎!
進展あればまた続編を書くかもです。
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